念願
- 店主
- 2019年10月11日
- 読了時間: 1分
念願なんですね。
お店を開けて3週間で良く聞く言葉だ。
その時は皆一様に店内を一周ぐるりと見渡した後に仰る。
素直に嬉しく思う反面、念願という言葉の意味をその度に考える。
確かに、ジャズ屋の親父になりたいと思ったのは21歳の頃だったので10年越しの想いではあった。
だが、その時は当時のパートナーと"結婚して一緒にお店をやる"事を考えていたので、色々と状況が変容して独り身の今になっては、その願いを叶える事にはなってない。
そう言った選択が出来なかった事、過去の自分にすまなくは思っている。
では、何故ジャズ屋の親父になったのか。
…暫し考えるが、適切な答えは出ない。
こう言ってしまうと、どう取られてしまうか解らないが、色々な事柄を経て行き着いた先な気もする。
そう意味ではジャズ屋の親父に"なってしまった"といった表現が正しいようだ。
ここから何が起こるのか、検討もつかないけれど。何かが少しずつ良くなれば言うことは無い。
そう考えると
私の念願はまだ先にあるようである。
店主
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